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高森明勅
2010.11.5 11:46

満州事変前夜

11月5日、尖閣ビデオ流出で朝から大騒ぎ。

どんなルートで流れたにせよ、海保は我慢の限界だろう。

大袈裟かも知れないが、ふと満州事変を思い出す。

当時、現地でのシナの不法悪質な排日侮日行動の繰り返しに、政府は軟弱外交で終始。

ついに現地の関東軍が独断専行、「下剋上」的に軍事行動に踏み切った。

あの時、政府がもう少し毅然と対応してれば、事態の推移はかなり違ったはずだ。

今回のビデオ流出が、第二の満州事変前夜への遠い「予兆」でなければよいが。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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